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虫歯について
虫歯はまず、歯の表面に覆われているエナメル質に発生します。この段階では痛みはあまりありません。エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行すると、その部分が黒く見えます。また冷たいものや熱いものを食べた時に、歯がしみることがあります。
歯の神経まで虫歯菌に感染すると、歯が痛み出します。ここまで症状が進行すると、虫歯の部分を削るだけでなく歯の神経を取ることも必要です。治療が完了するまでに時間がかかりますし、神経を取ると歯がもろくなってしまいます。
さらに悪化すると歯のほとんどが溶けてしまいます。ここまで虫歯が進んだ場合は歯を残せず、抜歯の可能性が高くなります。
訪問歯科診療について
歯科医院に通うことが困難な方のために、当院は訪問歯科診療に対応しています。歯科医師や歯科衛生士が患者さまのご自宅、施設に訪問して、治療やお口のケアを行います。通院できない方も、歯科医院で行う治療とほとんど同じものをご自宅や施設で受けることが可能です。
病気や障害、加齢によって一人で通院できない方が、訪問歯科診療の対象となります。範囲は当院から半径16km以内です。
訪問歯科診療をご希望の方はご連絡ください。当院は患者さまが健康なお口で生活できるようにサポートします。
予防について
「歯が痛くなってから歯科医院に行こう」と思っている方がいらっしゃるでしょう。しかしお口の中に違和感がある時には、症状がすでに重症化しているかもしれません。また治療を何度も受けていると歯がもろくなり、最終的には抜歯になる危険性があります。ご自分の歯で食事を楽しむためにも、予防に力を入れるようにしましょう。
「予防はいつからやるべきですか?」と質問をいただくことがありますが、「歯のことでもう悩みたくない」と思った時が予防を始めるタイミングだと考えています。予防に興味のある方は、当院と一緒に健康な口内環境を目指しませんか?
歯周病について
歯周病は歯を支えている骨を溶かす病気です。痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気がついた時には重症化していて抜歯が必要になることもあります。歯茎が腫れている、歯がぐらつく、口臭が気になるといった症状がある場合は歯周病かもしれません。
歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。歯茎の周りにたまったプラークが細菌に感染すると、歯肉が炎症を起こします。さらに歯周病が進行すると歯茎がやせて下がったり、歯がぐらついたりします。最終的には歯が抜けてしまい、食べ物を噛むことができなくなってしまいます。
親知らずについて
前歯から数えて8番目の奥歯が親知らずです。10歳頃に顎骨の中で形ができはじめ、20歳頃に生えてきます。
親知らずが斜めに生えている場合、その周辺に汚れがたまりやすく、虫歯のリスクが高くなります。また親知らずの周りの歯肉が赤く腫れて、痛みが出ることもあります。このような場合は抜いたほうがよいため、歯科医院にご相談ください。
また正常に生えている場合、将来的に利用する可能性がある場合は親知らずを残しておいたほうがよいこともあります。例えば歯を失ってしまった時に、親知らずを移植して使うことが可能です。